「10月が権利確定日の株主優待、人気の銘柄は？」
「10月が権利確定日の株主優待には知名度の高い企業もある？」
「少ない資金でも株主優待の権利がもらえる銘柄が知りたい！」

「株主優待をもらうまでの流れは？」

これらの疑問を解決し、10月が権利確定日の株主優待をニーズに合わせてご紹介します。

【この記事で分かること】

• 10月が権利確定日の株主優待のおすすめ銘柄と内容
• 資金が少なくてもゲットできるおすすめの株主優待
• 株主優待をもらうまでの流れと具体的な方法

この記事を読めば、必要な資金や人気度などさまざまな観点から、10月が権利確定日の銘柄の中でも特にお得な株主優待について知ることができます。

また、株主優待向きの証券会社の情報を手に入れることでコストを抑えて投資できるうえ、お得な優待券を確実にゲットできます。
ぜひ参考にしてください。

【10月権利確定】優待利回りが高いオススメ銘柄ランキング5選

10月が権利確定日の銘柄の中から、優待利回りや最低投資金額、優待券の使いやすさなどを総合して独自のオススメランキングを作成しました。

第1位：GreenEnergy & Company[グリーンエナジー＆カンパニー]（1436）

株主優待の内容	QUOカード（年間3万円相当）
株価	2,161.0 円
優待発生株数	300株
株主優待をもらうための最低投資金額	648,300円
配当利回り	0.60%
優待利回り	5.24%
権利確定日	4月末10月末

　　　（※株価などは全て2024年6月11日現在のものです）

GreenEnergy & Companyは、クリーンエネルギー事業を行う企業です。

太陽光発電などの再生エネルギー発電施設の用地取得・施工管理を中心に、太陽光発電設備を標準搭載した戸建住宅の販売にも力を入れています。
GreenEnergy & Companyの株主優待は、年間3万円相当のQUOカードです。
優待発生株数が300株となっているため最低投資金額は65万円前後と決して安くはありませんが、優待利回りは5%超となっています。
まとまった資金が用意できる方にはオススメの銘柄です。

第2位：ウイルコホールディングス（7831）

株主優待の内容	子会社製品（化粧品）等（7,000円相当）
株価	138.0 円
優待発生株数	1,000株
株主優待をもらうための最低投資金額	138,000円
配当利回り	1.44%
優待利回り	5.14%
権利確定日	10月末

　　　（※株価などは全て2024年6月11日現在のものです）

ウィルコホールディングスは、チラシやダイレクトメールといった販促物を中心とした印刷事業を展開しています。
近年は印刷そのものだけにとどまらず、コンサルティングや販促に特化したECサイト「賢者の販促」を運営する他、知育玩具や化粧品の企画・販売も手掛けています。

ウイルコホールディングスの株主優待は、化粧品などの自社グループ製品です。

優待発生株数は100株ではなく1,000株となっているので、購入の際は数量に注意しましょう。

第3位：アートグリーン（3419）

株主優待の内容	ミディ胡蝶蘭（4,500円相当）
株価	1,923.0円
優待発生株数	100株
株主優待をもらうための最低投資金額	192,300円
配当利回り	—
優待利回り	2.34%
権利確定日	10月末

　　　（※株価などは全て2024年6月11日現在のものです）

アートグリーンは、生花の生産・卸売や仕入れ・配送の代行、生産者支援など、植物に関するさまざまなサービスを行う企業です。

アートグリーンの株主優待は、4,500円相当のミディ胡蝶蘭となっています。
法人贈答用の胡蝶蘭を多く手掛けるアートグリーン。
同社の胡蝶蘭を自宅でも楽しめる、園芸が趣味の方には嬉しい優待です。

第4位：Hamee（3134）

株主優待の内容	自社グループクーポン（年間3,000円相当）
株価	1,374.0 円
優待発生株数	100株
株主優待をもらうための最低投資金額	137,400円
配当利回り	1.63%
優待利回り	2.21%
権利確定日	4月末10月末

　　　（※株価などは全て2024年6月11日現在のものです）

Hameeは、モバイル機器関連アクセサリーを企画・販売する企業です。
スマホケースやイヤホンなどを取り扱う他、EC事業支援システムの開発・提供も手掛けています。

Hameeの株主優待は、自社ECサイト「Hamee本店」で使えるクーポンもしくはECビジネス支援サービス「ネクストエンジン」で使える利用料割引クーポンです。
定期的にスマホアクセサリーを新調したい方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

第5位：東和フードサービス（3329）

株主優待の内容	優待割引券（年間2,500円相当）
株価	2,055.0 円
優待発生株数	100株
株主優待をもらうための最低投資金額	205,500円
配当利回り	—
優待利回り	1.21%
権利確定日	4月末10月末

　　　（※株価などは全て2024年6月11日現在のものです）

東和フードサービスは、首都圏を中心に飲食店を展開しています。
主力ブランドは高級喫茶「椿屋珈琲」や「ダッキーダック」です。
東和フードサービスの株主優待は、グループの店舗で使える年間2,500円分の優待割引券となっています。

椿屋珈琲やダッキーダックは関東圏内の商業施設内にも店舗を構えているので、外出先で軽食をとりたいとき、少し休憩したいときに便利です。
優待利回りこそ高くありませんが、使い勝手としては悪くない優待内容と言えるでしょう。

【10月権利確定】株主優待がもらえる人気企業ランキング2選

有名企業の中にも、権利確定日が10月となっているものがあります。
ここでは、知名度の高い企業の中から10月に権利確定日を迎える銘柄を2つご紹介します。

第1位：エイチ・アイ・エス（9603）

株主優待の内容	HIS株主優待券（年間4,000円相当）ラグーナテンボス入園割引券 （年間1,000円相当）
株価	1,775.0 円
優待発生株数	100株
株主優待をもらうための最低投資金額	177,500円
配当利回り	0.56%
優待利回り	3.39%
権利確定日	4月末10月末

　　　（※株価などは全て2024年6月11日現在のものです）

格安航空券大手のエイチ・アイ・エス。
優待内容は自社の旅行商品に使える株主優待券と、名古屋市の複合型リゾート・ラグーナテンボスの入園割引券です。
年間6,000円相当の優待に加えて1000円程度の配当金もあり、合計7,000円ほどのリターンが見込めます。
旅行好きの方におすすめの銘柄です。

第2位：サトウ食品（2923）

株主優待の内容	自社グループ商品詰め合わせ（1,000円相当）
株価	7,300.0 円
優待発生株数	100株
株主優待をもらうための最低投資金額	730,000円
配当利回り	0.82%
優待利回り	0.13%
権利確定日	10月末

　　　（※株価などは全て2024年6月11日現在のものです）

サトウのごはん・切り餅シリーズでお馴染みのサトウ食品も、10月に権利確定日を迎えます。

優待利回りは0.13%と決して高くはありませんが、パックご飯や切り餅など、生活の中で必ず役に立つものがもらえるのは嬉しいポイントです。
ただし、サトウ食品の株価は7,000円台とかなり高めになっており、優待権利取得に70万円以上かかります。

【10月権利確定】10万円以下で株主優待がもらえる割安銘柄ランキング2選

優待権利発生株数に達する株数まで株を購入すると、銘柄によっては数十万円の資金が必要です。
しかし、中には少ない資金でお得な優待をゲットできる銘柄もあります。

投資初心者の中には、「株主優待をもらってみたいけど、あまり多くの資金は準備できない」という方も多いでしょう。

ここでは、10月権利確定の銘柄の中から10万円以下で株主優待がもらえる銘柄をご紹介します。

第1位：AB＆Company（9251）

株主優待の内容	オンラインストア優待券（年間8,000円相当）
株価	906.0 円
優待発生株数	100株
株主優待をもらうための最低投資金額	90,600円
配当利回り	3.09%
優待利回り	8.83%
権利確定日	10月末

　　　（※株価などは全て2024年6月11日現在のものです）

AB＆Companyは、美容室「Agu.」の運営やインテリアデザインなどを手掛ける企業です。
優待内容は、AB＆Companyのオンラインストアで使える優待券です。
優待利回りは8%超で年間8,000円分もの優待がもらえるうえ、配当金も年間3,000円程度もらえます。
合計すると1万1,000円ほどのリターンが見込める、大変お得な銘柄です。

美容やヘアケアに関心のある方は、購入を検討してみてはいかがでしょう。

第2位：マーチャント・バンカーズ（3121）

株主優待の内容	QUOカード（年間3,000円相当）
株価	321.0 円
優待発生株数	300株
株主優待をもらうための最低投資金額	96,300円
配当利回り	0.62%
優待利回り	3.13%
権利確定日	10月末日

　　　（※株価などは全て2024年6月11日現在のものです）

マーチャント・バンカーズは、不動産や企業への投資を行う投資事業の他、ホテルの運営や反社チェックサービスなどを展開する企業です。
株主優待の内容は、年間3,000円分のQUOカードとなっています。
また、マーチャント・バンカーズは3%超の優待利回りに加えて連続増配の実績もあり、今後の成長が見込める銘柄でもあります。
少ない資金で優待と配当を両方楽しみたい方にオススメの銘柄です。

10月が権利確定日の株主優待をもらう方法・流れ

3月や9月・12月と比べると数は少ないものの、10月が権利確定日の銘柄にはお得な株主優待がもらえるものも多く、非常に魅力的です。

では、実際に株主優待をもらうためには具体的にどうすればよいのか、詳しく見ていきましょう。

10月の権利付最終日までに株式の購入が必要

権利付最終日は、株主がその銘柄を保有することで株主権利を得られる最終取引日です。

規定の数の株を権利付最終日までに購入すれば、株主優待をもらう権利を得られます。

株主優待を受け取りたいなら、権利付最終日までに必ず株の購入を済ませましょう。

権利付き最終売買日は、権利確定日から2営業日前です。

権利付き最終売買日を過ぎてしまえば株主権利を得られないため、優待を受けることができません。

優待を受け取るには、次の権利確定日まで待つ必要があります。

買い忘れのないよう、事前に権利確定日を営業日と照らし合わせて権利付き最終売買日を確認しておきましょう。

10月の権利確定日・権利付最終日はいつ？

2024年以降の10月の権利確定日を表にまとめました。

表を活用し、買い忘れのないよう注意しましょう。

年	権利付最終売買日	権利確定日
2024年	10月29日（火）	10月31日（木）
2025年	10月29日（水）	10月31日（金）
2026年	10月28日（水）	10月30日（金）
2027年	10月27日（水）	10月29日（金）
2028年	10月27日（金）	10月31日（火）

10月権利確定の企業の決算はいつ？

「決算日」と「権利確定日」は同じです。

そのため、10月末日が権利確定日の企業の決算日は、同じく10月末日となります。

企業によっては年に2回以上決算日があるケースもありますので、企業のサイトなどで確認しておきましょう。

株主優待をもらうまでの流れ

株主優待をもらうには、どのような流れで株を購入すればよいのでしょうか。

ここからは、口座開設から株主優待を受け取るまでの流れを分かりやすく解説します。

証券会社で口座を開設する

株を購入するには、証券会社で口座を開設する必要があります。

まずは証券会社を選び、口座を開設しましょう。

本人確認書類などを提出すれば、口座開設をインターネット上だけで完結させることもでき、早ければ翌日から株の購入を始められます。

株主優待を目的に証券会社を選ぶ際のポイントは、次の3つです。

• 検索画面の扱いやすさ
• 手数料の安さ
• 信用性の高さ

検索画面の扱いやすさは、銘柄探しの重要なカギとなります。

証券会社によっては検索画面の使い勝手が悪く、好みの株主優待を探しにくいケースもあります。
証券会社探しの際は、検索条件に株主優待についての絞り込み条件が多く含まれているか、画面が見やすいかどうかというポイントをチェックしておくとよいでしょう。

手数料の安さも見逃せないポイントです。

気軽に株の取引を楽しむためには、手数料が安い証券会社を選ぶのがオススメです。

また、手数料が安く、検索画面が使いやすい証券会社があったとしても、信用性の低いところは避けましょう。

安心して投資を続けていくには、安定性や信用性が第一です。

入金する

証券会社で口座を開設したら、株の購入に必要な資金を入金します。

手数料が無料で入金できるサービスなどがある場合はぜひ利用しましょう。

証券会社選びの際に、お得な入金サービスがあるか確認しておくのがオススメです。

必要な数の株を購入する

入金が済んだら、いよいよ株の購入です。

お使いの証券会社のサイトにログインし、銘柄コードや取引種類、注文詳細などを入力します。

内容に誤りがないか確認し、発注すれば購入完了です。

必ず、権利付最終日までに株の購入を済ませましょう。

また、株主優待が発生するために必要な株式の数を事前にチェックしておくことも大切です。

1単元とは？

100株のことを、1単元と呼びます。

1単元とは、株取引の最小単位です。

そのため、株主優待も100株（=1単元）以上保有している株主を対象としているものがほとんどです。

単元未満株・ミニ株とは

1単元に満たない株を、「単元未満株」「ミニ株」と呼びます。

多くの場合、株は1単元からの取り扱いとなるのが一般的ですが、100株未満でも株主優待が発生する銘柄もあります。

少ない投資で株主優待をもらってみたいという方は、単元未満株で優待権利をもらえる銘柄を調べてみるのもよいでしょう。

株主優待を受け取る

企業にもよりますが、多くの場合は権利確定日から2～3か月後を目安に株主優待券が発送されます。

例えば、権利確定日が10月の銘柄であれば、12月から翌年1月頃に優待券が発送されるケースがほとんどです。

株の購入からはかなり間が空きますが、優待券や特典の到着を楽しみに待ちましょう。

株主優待をもらいたい人向け！オススメ証券会社3選

SBI証券

引用元：SBI証券

手数料
通常口座		NISA口座
1日定額～50万円	1取引ごと～10万円	購入時	売却時
¥0	¥0	¥0	¥0

口座開設維持費	先物・オプション	ミニ株	投資信託
¥0	○	○	○

IPO	日経225ミニ	eワラント	信用取引	夜間取引
○	○	○	○	○

外国株
米国株	中国株	韓国株
○	○	○

SBI証券は、グループ全体で口座開設者数が1,000万人を超える大手ネット証券です。

SBI証券では条件選択と検索結果が1つの画面でチェックでき、非常にわかりやすい画面構成になっています。

検索画面で選択できる項目が多く、優待獲得に必要な金額などでも銘柄を絞り込めるのは優待目当ての投資において大きなメリットとなるでしょう。

手数料も業界最安水準ですので、迷ったらSBI証券を選ぶことをおすすめします。

楽天証券

引用元：楽天証券

手数料
通常口座		NISA口座
1日定額～50万円	1取引ごと～10万円	購入時	売却時
¥0	¥0	¥0	¥0

口座開設維持費	先物・オプション	ミニ株	投資信託
¥0	○	○	○

IPO	日経225ミニ	eワラント	信用取引	夜間取引
○	○	○	○	○

外国株
米国株	中国株	韓国株
○	○	✕

楽天証券は、口座開設数が1,100万人超えの大手ネット証券です。

国内株式・投資信託の売買手数料が完全無料で、低コストで投資できることから人気があります。

楽天銀行や楽天カードの利用によって、決済額に応じた楽天ポイントがもらえるなど、楽天グループならではのお得な要素も多いです。

楽天経済圏の方やポイント投資に興味のある方には、楽天証券をオススメします。

マネックス証券

引用元：マネックス証券

手数料
通常口座		NISA口座
1日定額～50万円	1取引ごと～10万円	購入時	売却時
¥550	¥90	¥0	¥0

口座開設維持費	先物・オプション	ミニ株	投資信託
¥0	○	○	○

IPO	日経225ミニ	eワラント	信用取引	夜間取引
○	○	×	○	○

外国株
米国株	中国株	韓国株
○	○	×

マネックス証券の特徴は、圧倒的な情報量と扱いやすいツールの数々です。

特に、マネックス証券では株主優待内容・権利月・投資金額のシンプルな3条件でのみ検索が可能ですので、初心者でも好みの銘柄を探しやすいというメリットがあります。

初心者でも企業の業績予想などを簡単に把握できる銘柄スカウターや株価情報をリアルタイムでチェックできるマーケットボードの他、株取引に関するツールをうまく使えば好みの株主優待を探しやすくなるでしょう。

サポートも手厚く、初心者からベテランまで使いやすいネット証券です。

10月権利確定の株主優待に関するよくある質問

10月権利確定の株主優待について、よくある質問に回答します。

10月の権利確定日に購入が間に合わなかったらどうなる？

うっかり10月の権利確定日までに株の購入が間に合わなかった場合は、次の権利確定日まで待たないと優待権利を得られなくなってしまいます。
企業によって権利確定日の間隔はまちまちですので一概には言えませんが、年に一度しか権利確定日がない銘柄の場合は1年先まで優待はお預けです。

権利付き最終日の翌日に株を売ると優待はどうなる？

権利付き最終売買日の翌日のことを、「権利落ち日」と言います。
権利付き最終日の大引け（15:00）時点で規定数の株を保有してさえいれば、権利落ち日以降にその株を売却しても株主の権利をそのまま取得できます。
ただし、企業によっては権利確定日とは別のタイミングで株の保有状況を調べる場合もあるので、迂闊に株を売ってしまうと権利を失う可能性もあるので注意が必要です。
株主優待をもらう細かい条件などは、その都度確認するようにしましょう。

株主優待狙いの銘柄はいつ買ってもいい？買い時はいつ？

お得な株主優待を実施している銘柄は、権利付き最終売買日が近づくと株価が高騰してしまうことも多いです。
優待狙いの株は、権利落ち日以降の値下がりしたタイミングで購入するのがよいでしょう。
株主優待を得るには次の権利確定日まで待つ必要はありますが、人気が集中して値段が高騰した株を購入するのはあまり得策とは言えません。

お得な銘柄には年間を通じて目星をつけておき、権利落ち日など値下がりしたタイミングを狙って購入しましょう。

まとめ：10月が権利確定日の株主優待銘柄は少数精鋭！

今回は、10月が権利確定日の株主優待のおすすめランキングや株主優待のもらい方などについて解説しました。

数こそ多くはありませんが、優待利回り5%超のお得銘柄や高配当が狙えるものなど、注目しておきたい銘柄もあります。
株主優待目当てで株を購入する際は、優待利回りだけでなく配当利回りや必要資金、優待の使いやすさなどさまざまな観点から検討することをオススメします。

お得な株主優待がある銘柄を探す手がかりとして、本記事をぜひ参考にしてください。
株主優待目的で株を購入される際は、ご紹介した3つの証券会社がおすすめです。
手数料、信用性、検索画面の扱いやすさなどのポイントを押さえ、自分に合った証券会社を選びましょう。