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1株から買える銘柄で株主優待がもらえる!ミニ株・単元未満株のオススメ10選

1株から買える銘柄で株主優待がもらえる!ミニ株・単元未満株のオススメ10選
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「1株から買える銘柄を知りたい」
「1株でも保有していれば株主優待や配当金をもらえる銘柄を知りたい」
「1株から銘柄を買える証券会社を知りたい」

2024年から新NISAが始まり、株式投資に興味のある方も多いのではないでしょうか。

2023年には主要ネット証券会社3社が、ミニ株・単元未満株と呼ばれる1株から銘柄が買える制度をスタートしたことにより、今まで以上に投資のハードルが下がりました。

この記事ではミニ株・単元未満株の概要や1株から買えるオススメ銘柄10選を解説します。

資金が数千円でも、株主優待や配当金をもらえる銘柄はたくさんあるので、ぜひこの記事を参考に株式投資を始めてみましょう。

※本記事は2024年1月時点での情報をもとに執筆しています。

国内株式の売買手数料ゼロ!新NISAにもオススメ

目次

1株(ミニ株・単元未満株)でも株主優待はもらえる?

1株(ミニ株・単元未満株)でも株主優待はもらえるかについて、以下3つを解説します。

  • ミニ株・単元未満株なら1株から買える
  • 1株でも株主優待をもらえる銘柄がある
  • ミニ株では株主優待をもらえないこともある

ミニ株・単元未満株なら1株から買える

ミニ株・単元未満株とは、100株(1単元)よりも少ない単位で注文できるサービスのことです。

通常の株式投資では100株(1単元)以上100株単位でしか取引ができません。そのため1つの銘柄を購入するには、数十万から数百万円以上の投資資金が必要です。

たとえばトヨタ自動車の株を100株注文しようと思うと、2024年1月時点の株価はおよそ2,800円のため30万円近い投資資金を用意しなければいけません。

一方で単元未満株であれば1株から注文できるため、最低投資金額として3,000円も用意すれば十分です。

※実際には株式の購入代金に加え、売買手数料が必要ですが、説明をわかりやすくするために省略化しています。

またミニ株や単元未満株の名称は証券会社によって異なります。

1株でも株主優待をもらえる銘柄がある

基本的に株主優待を受け取るためには「100株(1単元)」以上の株式を保有しなければいけません。

ただし銘柄によっては、1株保有するだけで株主優待をもらえます。

具体的な銘柄は、「1株から買えて株主優待ももらえるオススメ銘柄10選」で解説しているので参考にしてください。

ミニ株では株主優待をもらえないこともある 

ミニ株では、株主優待をもらえないケースもあります。

そもそもミニ株には「株式ミニ投資」と「単元未満株」の2つの意味があり、「単元未満株」のことを指すのが一般的です。

※この記事でも注釈がない限り「ミニ株=単元未満株」として扱います。

株式ミニ投資単元未満株
概要10株単位で取引する方法1株単位で取引する方法
名義取扱証券会社投資家自身
株主優待もらえないもらえる

「株式ミニ投資」では、株式の名義は証券会社となるため、株主優待はもらえません。

株主優待は名義人である証券会社が受け取り、換金可能なものは現金化して投資家に分配する仕組みです。

一方で「単元未満株」における株式の名義は投資家自身のため、株主優待をもらえます。

ミニ株で投資する際は「株式ミニ投資」と「単元未満株」どちらを意味するのか必ず確認しましょう。

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1株から買えて株主優待ももらえるオススメ銘柄10選

投資によってお金が増えていくイメージ図

1株でも株主優待がもらえる10銘柄を紹介します。

株主優待を体験してみたい、配当を受け取って資本家の気分を味わってみたいという方は参考にしてください。

1.上新電機

関西を地盤とする家電量販店の会社です。株主優待や配当の情報は下記の表を参照してください。

1株株主優待の内容5,000円分(200円券×25枚)の株主優待券
※保有株数が1株から99株までの方
株主優待をもらうための最低投資金額およそ2,500円
1株当たり配当金75円
配当利回りおよそ3%
優待の権利確定月9月

1株からでも、5,000円分の株主優待券が受け取れます。近くに店舗がなくても、公式通販サイト「Joshin web」で使えるのも嬉しいポイントです。

ただし株主優待券は、買い物金額2,000円ごとに1枚しか使用できないため、家電の買い替えをはじめとした大きな買い物をする際に活用しましょう。

2.京セラ

京セラは「ファインセラミックス」の専業メーカーとして創業しました。この素材は自動車やスマートフォン、小学生探査機など幅広い分野で活用されています。

さらに現在では半導体関連部品やプリンター・複合機、医療用製品の開発などグローバルに事業展開している企業です。

1株株主優待の内容・自社製品
・サービスの優待価格販売
・エネルギー関連製品
上記を購入するとギフト券プレゼント
株主優待をもらうための最低投資金額およそ2,150円
1株当たり配当金50円
配当利回りおよそ2.35%
優待の権利確定月3月と9月

電動工具・ガーデン機器・装飾品など幅広い商品を優待価格で購入できます。さらに京セラグループのホテルにも優待価格で宿泊できるため、旅行好きな方にオススメできる企業です。

3.ニップン

ニップンは製粉や食品事業を主力とする企業です。なじみのある商品では、「オーマイ」ブランドのロングパスタやパスタソース、冷凍食品などがあります。

1株株主優待の内容自社商品の優待販売
※アマニ油・サプリメントなど
株主優待をもらうための最低投資金額およそ2,300円
1株当たり配当金56円
配当利回りおよそ2.47%
優待の権利確定月3月と9月

ニップンの優待は自社商品を割安で販売してくれるため、家計に優しい優待サービスです。

4.パソナグループ

パソナグループはさまざまな人材サービスを提供している企業です。

1株株主優待の内容・グループの淡路島施設の割引クーポン
・飲食施設30%OFF
・アトラクション50%OFF
株主優待をもらうための最低投資金額およそ2,500円
1株当たり配当金70円
配当利回りおよそ2.8%
優待の権利確定月5月

淡路島の飲食店やアトラクションを格安で楽しめる優待です。淡路島へ旅行の予定のある方は、購入検討しても良いかもしれません。

5.SBIホールディングス

SBIホールディングスは、銀行の「住信SBIネット銀行」や証券会社の「SBI証券」をはじめとして金融事業全般を手掛けています。

1株株主優待の内容サプリメントや化粧品などを
50%割引で購入できる割引券1枚
株主優待をもらうための最低投資金額およそ3,400円
1株当たり配当金150円※2023年3月期の実績
配当利回りおよそ4.41%
優待の権利確定月3月

株主優待は、子会社のSBIアラプロモが販売するサプリメントや化粧品などを半額で買える割引券です。商品の中には1万円を超えるものもあるため、1株だけでも保有しておくと、すぐに元が取れる株主優待です。

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6.日本ケミファ

日本ケミファは医療用医薬品のメーカーで、ジェネリック医薬品、新薬の開発の両方を行っています。

1株株主優待の内容自社ヘルスケア商品優待セールの実施
株主優待をもらうための最低投資金額およそ1,600円
1株当たり配当金50円
配当利回りおよそ3.13%
優待の権利確定月3月と9月

株主優待では自社の各種クリーム、サプリメントの優待セールです。

薬局やドラッグストアにて取り扱いのある「モイスポリアホワイト」といったなじみのある商品も多いため、日常使いしている商品のある方は、1株だけ保有するのもオススメです。

7.リコー

リコーはプリンターやスキャナーなどの事務機器用品を主力にしており、近年ではITサービスにも取り組んでいます。

1株株主優待の内容自社商品の優待販売
株主優待をもらうための最低投資金額およそ1,150円
1株当たり配当金34円
配当利回り2.95%
優待の権利確定月3月と9月

株主優待では、カメラをはじめとした自社商品を優待価格で購入できます。

8.NEW ART HOLDINGS

NEW ART HOLDINGSはブライダルジュエリー事業を主として、ヘルス&ビューティーやスポーツアート、フィンテックなどさまざまな事業を展開している会社です。

1株株主優待の内容・ジュエリーの割引(15%・20%)
・エステティックサロンのサービス利用特典
・オリジナルゴルフ用品の割引(20%)
・軽井沢ニューアートミュージアム無料観覧券
・オークションへの出品手数料の5%に割引
株主優待をもらうための最低投資金額およそ2,000円
1株当たり配当金100円
配当利回りおよそ5%
優待の権利確定月3月

株主優待では、自社商品・サービスの割引や利用特典を受けられます。さらに2024年1月時点では配当利回りおよそ5%と高配当のため、安定した収入が欲しい方にもオススメの銘柄です。

9.三菱マテリアル

三菱グループの非鉄金属メーカーで、伸銅品の日本国内シェアトップです。

1株株主優待の内容・自社貴金属製品の優待価格での販売
・観光坑道の無料利用
株主優待をもらうための最低投資金額およそ2,600円
1株当たり配当金50円
配当利回りおよそ1.92%
優待の権利確定月3月と9月

株主優待では金・プラチナ・銀・金貨を優待価格で購入または売却ができます。またグループ会社が運営する観光坑道を無料で利用できる株主優待もあり、歴史好き・旅行好きの方にもオススメです。

10.ダイドーグループホールディングス

ダイドーグループホールディングスは、自販機販売を主力としている飲料メーカーです。特にコーヒー飲料の売上高はおよそ50%です。

1株株主優待の内容自社商品の優待価格での販売
株主優待をもらうための最低投資金額およそ6,100円
1株当たり配当金60円
配当利回りおよそ0.98%
優待の権利確定月1月

株主優待では自社商品の飲料や健康食品、ゼリーを優待価格で購入できます。普段からコーヒーやゼリーを食べているという方は、1株だけでも保有をしてはいかがでしょうか。

国内株式の売買手数料ゼロ!新NISAにもオススメ

10万円以下で株主優待をもらえるオススメ銘柄3選

ここでは10万円以下で株主優待がもらえる銘柄を3つ紹介します。

基本的に1株でもらえる株主優待よりも、100株でもらえる株主優待の方が豪華です。

少ない投資資金で内容が充実している株主優待を受け取りたい方は参考にしてください。

1.竹田iPホールディングス

竹田iPホールディングスは、印刷事業やBtoBマーケティング支援サービス、半導体関連マスク事業、不動産賃貸事業を行っている会社です。

株価(2024年4月時点)およそ830円
1単元(100株)の投資金額およそ83,000円
1株当たりの配当金24円
配当利回りおよそ2.89%
優待の権利確定月3月
株主優待の内容クオカード

株主優待はクオカード1,000円分をもらえます。クオカードはコンビニやドラッグストア、書店などあらゆるお店で使用できるため、無駄になりません。

さらに1,000株以上保有すると、クオカードに加え「新潟県魚沼産コシヒカリ新米5kg」または「徳川美術館名品カレンダー」のどちらかをもらえます。

2.新田ゼラチン

新田ゼラチンは、食品・美容・医療・工業など幅広い用途に使用されるゼラチンやコラーゲンを、製造または販売しているメーカーです。

創業100年以上の実績があり、ゼラチンの国内販売シェアは60%に達しています。

株価(2024年4月時点)およそ700円
1単元(100株)の投資金額およそ70,000円
1株当たりの配当金16円
配当利回りおよそ2.28%
優待の権利確定月3月
株主優待の内容自社の消費者向け商品

株主優待としては消費者向け商品を受け取れます。たとえば、持ち運びできるスティックタイプのコラーゲンである「コラゲネイド」や「ハピコラスティック」があります。

また保有期間によってもらえる株主優待の内容がグレードアップすることもポイントです。

所有株式が100株以上500株未満の株主は、保有期間が3年未満だと1,000円相当ですが、3年以上になると2,000円相当に増加します。

3.トーソー

トーソーは窓周りに使われるカーテンレールやブラインドを製造・販売するメーカーです。

特にカーテンレールの国内シェアはNo.1となっています。

株価(2024年4月時点)およそ540円
1単元(100株)の投資金額およそ54,000円
1株当たりの配当金10円
配当利回りおよそ1.58%
優待の権利確定月3月
株主優待の内容図書カード1,000円分※1年以上の継続保有期間が条件

株主優待は図書カード1,000円分がもらえます。
ただし1年以上の継続保有期間が条件です。

また保有株式が300株以上になると、優待内容がカタログギフトにグレードアップします。

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5万円以下で株主優待をもらえるオススメ銘柄3選

少額から株式優待をもらいたい方のために、2~5万円以下で1単元(100株)購入できる銘柄を紹介します。

1.RIZAPグループ

株価(2024年3月時点)380円
1単元(100株)の投資金額およそ38,000円
1株当たり配当金0円
配当利回り
配当金の権利確定月
株主優待の内容(2024年3月時点)100株以上:chocoZAP6カ月半額(9,834円相当)
保有株数に応じてアップグレード

RIZAPグループはchocoZAPやRIZAPなどのボディメイク事業をはじめ、トレカ事業・エンタメ事業・リユース事業を行っている会社です。

特にここ数年は、スマホがあれば通えるコンビニジムのchocoZAPに力を入れており、2年間で会員数100万人を突破しました。

100株以上の株主は保有株数に応じて、chocoZAPを無料で使えたり、RIZAPグループで利用可能な特別優待券をもらえたりします。

健康増進やダイエットに興味のある方やchocoZAPが気になっている方に、オススメです。

2.ヤマダホールディングス

ヤマダホールディングスは、家電量販店「ヤマダデンキ」をはじめとして、住宅や金融など幅広い事業を展開している会社です。

株価(2024年4月時点)およそ450円
1単元(100株)の投資金額およそ45,000円
1株当たりの配当金13円(記念配当1円を含む)
配当利回りおよそ2.88%
優待の権利確定月3月と9月
株主優待の内容お買物優待券

株主優待は、ヤマダデンキやIDC OTSUKAで使用できるお買物優待券です。100株保有で3月に500円分(1枚)、9月に1,000円分(2枚)を受け取れます。

ヤマダデンキは家電だけでなく日用品も取り扱っており、お買物優待券で日々の家計を楽にできます。

ただし優待券の利用は1回のお買い上げ金額が、税込1,000円以上につき1,000円ごとに1枚(500円)と制限があるため注意しましょう。

3.小僧寿し

小僧寿しは寿司や弁当の製造・販売をしている会社です。またフランチャイズ加盟店への原材料の提供と指導も行っています。

株価(2024年4月時点)およそ20円
1単元(100株)の投資金額およそ2,000円
1株当たりの配当金
配当利回り
優待の権利確定月12月
株主優待の内容・優待券・ご優待クーポンの随時発行

株主優待ではグループ店舗とECサイトで利用できる優待券(500円分)がもらえます。

保有株式数が増えると、優待券の金額も増加するのがポイントです。

また随時優待クーポンが発行されます。

ただし優待券・クーポンの受け取りは「小僧寿しアプリ」で行うため、優待をもらいたい方はアプリのインストールが必須です。

国内株式の売買手数料ゼロ!新NISAにもオススメ

1株でも高配当をもらえる銘柄

配当金を受け取れるイメージ

株主優待は受け取れませんが、1株からでも高配当を狙える銘柄を2つ紹介します。

1.日本たばこ産業(JT)

最低投資金額およそ3,800円
1株当たり配当金188円
※2024年3月予想配当
配当利回りおよそ4.95%
配当金の権利確定月6月と12月

日本たばこ産業(以下、JT)は、日本で唯一たばこを製造販売している会社です。

配当金の原資となる「フリーキャッシュフロー」は2018年度から2022年度の5年間黒字を維持しています。
フリーキャッシュフローとは企業が自由に使えるお金のことです。株主還元以外にも設備投資や借入金の返済に活用できます。

また自己資本比率は50%を超えており、倒産する可能性が非常に低いため、長期的に安心して保有できるのも魅力です。
自己資本比率とは、会社の安全性を示す指標の1つです。目安は30%〜50%と言われています。

2.ジャックス

最低投資金額およそ5,400円
1株当たり配当金210円
※2024年3月予想配当
配当利回り3.89%
配当金の権利確定月3月と9月

ジャックスはMUFGグループの信販会社です。EPSは2010年から2023年の13年間で6.14倍に成長しており、今後の増配にも期待ができます。

配当金は年々増えており、2020年から2023年の間で「25円から190円」と7.6倍に増えています。増配に積極的な会社の株式を保有していると、年々配当金が増えるのが魅力です。

3.日本電信電話(NTT)

最低投資金額およそ18,000円
1株当たり配当金5円
配当利回り2.78%
配当金の権利確定月3月と9月

日本電信電話(以下、NTT)はNTTドコモやNTT東日本、NTT西日本などを子会社に持つNTTグループの持株会社です。

2023年7月1日に「1株→25株」の株式分割を実施し、2万円台で100株を購入できるようになりました。

NTTの魅力は何と言っても安定性です。過去10年、営業利益が赤字になった年はありません。また営業収益・営業利益ともに、増加しており今後の成長性にも期待が持てます。

さらに配当金は20年間で10倍になっており、株主還元にも積極的です。

「株式投資を始めたいけど、どの銘柄を購入したらいいかわからない」という投資初心者に自信を持ってオススメできる銘柄です。

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1株(ミニ株・単元未満株)で株主優待をもらう方法

1株(ミニ株・単元未満株)で株主優待をもらう方法を次の2ステップに分けて解説します。

  • ステップ1:1株から買える証券会社で口座開設
  • ステップ2:1株で優待をもらえる銘柄を権利付き最終日までに購入

ステップ1:1株から買える証券会社で口座開設

はじめに1株から買える証券会社で口座開設します。

大手ネット証券会社であれば、どの会社でも対応しています。

オススメのネット証券会社は「1株から買えるミニ株・単元未満株対応オススメ証券会社」で紹介しているので、参考にしてください。

ステップ2:1株で優待をもらえる銘柄を権利付き最終日までに購入

次に1株で優待がもらえる銘柄を購入します。

購入は権利付き最終日までに行いましょう。

たとえば、上新電機のような3月が権利月の銘柄であれば、29日(金)の3営業日前である27日(水)までの購入が必要です。※2024年の場合

仮に28日以降に購入してしまうと、株式の受け渡しに間に合いません。つまり3月末時点で株主となっていないため、株主優待を受け取る権利がありません。

株主優待を目的に株式を購入する際は、権利付き最終日の確認も必ず行いましょう。

1株(ミニ株・単元未満株)で株主優待をもらう際の注意点

1株(ミニ株・単元未満株)で株主優待をもらう際の注意点は以下の2つです。

「株式ミニ投資」では株主優待がもらえない

先述した通りミニ株には2つの意味があります。

  • 株式ミニ投資:10株単位で取引する方法
  • 単元未満株:1株単位で取引する方法

株式ミニ投資で購入した銘柄の名義は証券会社となるため、株主優待はもらえません。

ミニ株で銘柄を購入する際は、株式ミニ投資または単元未満株のどちらを指しているか必ず確認しましょう。

株主優待をもらうのに必要な株数や条件をしっかり確認する

株主優待をもらえる条件は、銘柄ごとに異なります。

1株からもらえる銘柄もあれば、100株(1単元)以上の保有が条件となっていることもあります。

また株数だけでなく、最近では継続保有期間が設定されている銘柄も増えました。

たとえば、この記事で紹介したトーソーは継続保有期間が1年以上に設定されています。

これらの条件を満たさないと、株式を保有していても株主優待は受け取れません。株主優待目的で投資する方は、受け取り条件を購入前に必ず確認しましょう。

1株から買えるミニ株・単元未満株対応オススメ証券会社

1株から買えるオススメのネット証券会社を3社紹介します。特徴は下記の表を参照してください。

SBI証券楽天証券マネックス証券
ミニ株の
名称
S株かぶミニワン株
取扱
銘柄数
(日本株)
買付・売却
東証上場銘柄

売却のみ
名証・福証・札証の上場銘柄
リアルタイム取引
746

寄付取引
1,602
買付・売却
・東証
・名証

売却のみ
・福証
(Q-Board銘柄は除く)
・札証
(アンビシャス銘柄は除く)
売買
手数料
0円
※スプレッドなし
0円
※リアルタイム取引のみスプレッド0.22%
買付:0円

売却:0.55%
(最低手数料52円)
※新NISA口座のみ実質無料
(全額キャッシュバック)
使える
ポイント
・Tポイント
・Pontaポイント
・Vポイント※
楽天ポイントマネックスポイント
※外国株・NISA口座での取引には使用できません。
取引
時間
24時間リアルタイム取引
9:00〜11:30
12:30〜15:00

寄付取引
前場寄付
0:00〜11:30
※上記以外は翌営業日注文
約定1日3回
・前場始値
・後場始値
・後場終値
・リアルタイム
・前場寄付
後場始値

SBI証券(S株)

SBI証券

引用元:SBI証券

SBI証券は口座開設数ナンバーワンのネット証券会社です。

SBI証券の1番の魅力は、スプレッドを含め売買手数料がかからないことです。そのため無駄な手数料を支払う必要がなく、利益を出しやすいです。

またSBI証券は下記3つのポイントを「1ポイント=1円」として使用できます。

  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • Vポイント
    ※Vポイントのみ、投資信託のスポット買い付けでしか使用できません。

日々のお買い物で貯まったポイントを使えば、現金を使わずに投資ができるため、投資初心者も投資を非常に始めやすいです。たとえばNTTであれば200ポイントで、1株注文できます。

SBI証券は取扱銘柄数も非常に多く、ほとんどの日本株を売買可能です。これから投資を始める方で、どこのネット証券会社を選んだらいいかわからないという方には、SBI証券をオススメします。

国内株式の売買手数料ゼロ!新NISAにもオススメ

楽天証券(かぶミニ)

楽天証券

引用元:楽天証券

楽天証券は楽天グループが運営する証券会社で、2023年4月17日にミニ株を取引できる「かぶミニ」を開始しました。

楽天証券の魅力は寄付取引に加え、ミニ株を唯一リアルタイム取引ができることです。

通常の株式売買と同じタイミングで注文できるため、チャンスを見逃しません。
※寄付取引とリアルタイム取引の銘柄は異なります。取扱銘柄については、こちらでご確認ください。

また寄付取引であれば、何度購入しても手数料がかからない点も嬉しいポイントです。

さらにデイトレード(日計り取引)も可能で、通常の取引と同じように株価の動きを見ながら株式の売買ができます。
※ただし、リアルタイム取引のみ0.22%のスプレッドがかかります。

たとえば株価10,000円の銘柄を1株注文する場合、スプレッドが上乗せされ、約定代金とスプレッドの合計金額は10,022円となります。一方で1株10,000円の銘柄を1株売却する場合はスプレッド0.22%差し引かれ、9,978円となります。

スプレッドがかかるためリアルタイム取引は、通常取引よりも手数料が余分にかかり、利益を出しにくいことが欠点です。

楽天ポイントでミニ株の購入もできるため、現金を使わずに投資を始められます。「1ポイント=1円」として使用できます。

さらに楽天証券は「かぶツミ」で単元未満株の積立投資も可能です。「かぶツミ」では3,000円または1株から積立ができます。株主優待の多くは100株保有していないと受け取れません。

ただ100株投資するためには、数十万円もの投資資金がなければ注文できない銘柄が多く、投資初心者にはハードルが高いです。楽天証券のかぶツミを活用すれば、少額投資でコツコツと保有株数を増やしていくことが可能です。

楽天証券はリアルタイム取引や積立投資などサービスが充実しています。少額からデイトレードをしたい、積立投資をして株主優待を受け取ってみたいという方には楽天証券がオススメです。

各種手数料が無料!楽天経済圏ならさらにお得!

マネックス証券(ワン株)

引用元:マネックス証券

マネックス証券の「ワン株」でも買付手数料無料で、購入できます。

マネックス証券の一番の特徴は、ミニ株の貸株サービスがあることです。貸株サービスとは保有している株式を証券会社に貸し出し、貸株金利を受け取るサービスです。

マネックス証券は1株から貸株サービスを利用でき、毎日貸株金利がつくため、何もしていなくても現金が振り込まれます。

またマネックス証券ではマネックスポイントを使用できます。マネックスポイントは売買手数料に充当が可能です。ポイントを活用すれば実質、手数料無料で株式の売買が行えます。

国内外の銘柄を網羅!米国株・中国株・インド株をやるなら……

1株から買えるミニ株や単元未満株のメリット

ここでは1株から買える銘柄のメリットについて、以下4つを解説します。

  • 少額からでも始められる
  • 分散投資ができる
  • 株主優待配当金がもらえることがある
  • 積立投資がしやすい

少額からでも始められる

最も大きなメリットは、少額から投資が始められることです。

多くの証券会社ではまだまだ、100株(1単元)からしか投資ができません。そのため多くの銘柄が数十万〜数百万円以上の投資資金が求められます。

たとえばユニクロを運営しているファーストリテイリングの株価は、2024年1月時点でおよそ39,500円のため、100株購入するためには400万円近い資金が必要です。

1株から購入できると数百円から数万円で株式が買えるため、多額の投資資金を用意する必要がなく、投資を始めやすいです。

分散投資ができる

1株から購入できれば、少ない投資資金でも分散投資ができます。分散投資とは複数の銘柄や業界に投資することです。

1つの銘柄に集中投資していると、多額の利益を得られる可能性があります。一方で投資した銘柄が暴落または倒産すると、多額の損を被ります。

分散投資は複数の銘柄を分散して購入することで、損失を被るリスクを小さくする方法です。

100株購入の場合、分散投資で複数の銘柄を購入するためには、多額の投資資金が必要です。しかし1株からできる銘柄を選べば、少額で複数の会社の株を購入することができます。

株主優待や配当金がもらえることがある

1株でも保有していると、株主優待や配当金をもらえることもあります。

株主優待は100株以上の保有を条件にしている会社も多いですが、先述したように1株でも保有していれば株主優待を受け取れることもあります。

さらに配当金を実施している会社の株式を購入すれば、1株の所有であっても配当金をもらえます。

積立投資がしやすい

少額で個別銘柄を積立投資できることも、1株から購入できる銘柄のメリットです。

個別銘柄の投資資金は最低数十万円から数百万円のケースが一般的です。そのため積立投資を行うためには、莫大な投資資金を用意しなければいけません。

ただ1株から購入できる銘柄であれば、毎月の収入・お小遣いの中から少しずつ積立投資ができます。

そのため投資初心者であってもコツコツと積立投資を行うことで、本来なら手が出せない高値の銘柄を購入することが可能です。

1株から買えるミニ株や単元未満株のデメリット・注意点

1株から買える銘柄にはデメリットや注意点もあります。投資を始めたから後悔しないために、以下5つのデメリットと注意点を把握しておきましょう。

  • 手数料が割高になる
  • 取引時間が制限される
  • 選べる銘柄が限定される
  • 必ず配当金や株主優待がもらえるわけではない
  • 大きなリターンは狙えない

手数料が割高になる

1株から買える銘柄は、100株から購入できる銘柄に比べて手数料が割高であるケースが多いです。

楽天証券では100株以上の取引であれば「ゼロコース」を選ぶことで、約定代金に関わらず売買手数料がいつでも0円です。スプレッドもありません。

一方で「かぶミニ」のリアルタイム取引だと、取引ごとに0.22%のスプレッドが発生します。

手数料やスプレッドは取引ごとに発生するため、何度も取引を行うと、多額の手数料を証券会社に支払うことになります。

ただ、SBI証券は1株から買える銘柄であっても、手数料は一切かかりません。楽天証券は寄付取引であればスプレッドが発生しません。

可能な限り手数料の支払いを抑えるためには、証券会社の手数料体系を確認したうえで、取引を行う必要があります。

取引時間が制限される

1株から購入できる銘柄は取引時間が制限されています。また楽天証券以外ではリアルタイム取引ができないため、売買タイミングを逃す可能性があります。

特にデイトレードで1日に何回も売買を行う方には、1株から買える銘柄はオススメしにくいです。「少額からデイトレードに挑戦したい」という方は、楽天証券を利用しましょう。

選べる銘柄が限定される

1株から購入できる銘柄は通常の取引に比べて、選べる銘柄が限定されています。投資家に人気のあるトヨタ自動車やNTTといった銘柄であれば、多くの証券会社で取引が可能です。

一方でマイナーな銘柄を取引したい場合は、その銘柄を扱っている証券会社を探さなければいけません。銘柄によってはどこの証券会社でも取り扱っていない可能性があります。

自分の取引したい銘柄を自由に売買できないのは、1株から購入できる銘柄のデメリットです。

配当金や株主優待がもらえるとは限らない

1株保有しても必ず配当金や株主優待をもらえるわけではありません。

無配の銘柄を選んでしまうと、いくら保有株数を増やしても配当金は受け取れません。

この記事で紹介した銘柄では、RIZAPグループが該当します。

配当金を受け取りたい方はIR情報を確認し、配当金が支払われるのか、配当金の金額はいくらなのかを投資する前に確認しましょう。

また多くの会社で、雑貨部以上保有していないと株主優待を受け取れません。株主優待目的で投資する場合は、株主優待の条件を確認し、何株保有すれば受け取れるのかをチェックしましょう。

大きなリターンは狙えない

1株から購入できる銘柄は少額から投資できますが、大きなリターンは狙いにくいです。

基本的に投資ではリスクとリターンは比例するため、ミニ株は損失額を小さく抑えられますが、期待できるリターンも小さくなります。

1株1,000円の銘柄を1株と100株でそれぞれ購入し、株価が1,100円に値上がりした段階で売却した場合のリターンの差を比べてみましょう。

1株購入した場合のリターンは「(1,100円×1株)-(1,000円×1株)=100円」です。
一方で100株購入した場合のリターンは「(1,100円×100株)-(1,000円×100株)=10,000円」となります。

同じ銘柄を購入していても投資金額が違うだけで、リターンに100倍もの差が生まれます。大きくリターンを得たい場合、相応の株式を保有する必要があります。

1株から買える銘柄によくある質問

最後に1株から買える銘柄のよくある以下3つの質問に対して回答します。

  • 1株から買える銘柄をどうやって探せますか?
  • 1株からの投資はNISAでできますか?
  • 証券会社によってS株・ワン株など名称が異なりますが違いはありますか?

1株から買える銘柄はどうやって探せますか?

この記事で紹介したSBI証券・楽天証券・マネックス証券での探し方を解説します。

SBI証券は銘柄を検索し、銘柄名の右側に「単元未満株」と表記があれば1株から購入できます。

SBI証券の単元未満株の探し方

引用元:SBI証券

楽天証券はこちらの資料に、1株から買える銘柄がまとめられています。寄付取引とリアルタイム取引で購入できる銘柄が異なるため、注意が必要です。

また今後銘柄が追加される可能性があるため、銘柄を探す際は楽天証券のホームページを確認し、最新情報を追ってください。

マネックス証券ではログインし、​上部タブの「商品・サービス」の中にある「単元未満株」をクリックすると、1株から買える銘柄を探せます。

マネックス証券の単元未満株の探し方

引用元:マネックス証券

1株からの投資はNISAでできますか?

この記事で紹介したSBI証券・楽天証券・マネックス証券は、NISAで1株からの投資が可能です。

ただし証券会社によってはNISAでの投資ができない可能性があるため、上記の3社以外の証券会社を使用する場合は、事前に確認してください。

証券会社によってS株・ワン株など名称が異なりますが違いはありますか?

大きな違いはありませんが、取扱銘柄や取引時間など細かい部分が異なります。

記事中で紹介したSBI証券・楽天証券・マネックス証券の違いは、「1株から買えるオススメ証券会社・金融機関」にて表でまとめているため参考にしてください。

まとめ:1株から買える銘柄なら少額でも株式投資ができる

この記事では1株から買えるオススメ銘柄10選、オススメの証券会社や1株から買える銘柄のメリット・デメリットについて解説しました。

1株から買える銘柄の大きなメリットは、少額で株式投資ができることです。少額投資は損失のリスクを減らし、経験を積むことができます。

さらに銘柄を選べば、配当金や株主優待をもらうことも可能です。どのような銘柄を購入していいかわからないという方は、配当金や株主優待を定期的にもらえる銘柄を選ぶのもオススメです。

株式投資を始めるためには、証券口座を開設しなければいけません。一押し証券口座はSBI証券です。

SBI証券は取引手数料とスプレッドが無料で、株式投資に費用がかかりません。また取扱銘柄数も非常に多く、東証に上場しているほとんどの銘柄に投資が可能です。

そのためどの証券口座を開設しようか迷っている方は、SBI証券がオススメです。

国内株式の売買手数料ゼロ!新NISAにもオススメ

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